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【オンリーワン企業がオンリーワンたる所以を探るVol.05】あらゆる物質の劣化度を測定する微弱発光検出装置で世界シェア1位/東北電子産業(宮城県)社長の山田理恵さんに聞く

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【オンリーワン企業がオンリーワンたる所以を探るVol.05】あらゆる物質の劣化度を測定する微弱発光検出装置で世界シェア1位/東北電子産業(宮城県)社長の山田理恵さんに聞く 取材・写真・文/大草芳江

2017年11月20日公開

「開発無くして成長なし」をモットーに、
生き続ける創業の精神
「優れた技術を売る誇り高き商人」

東北電子産業株式会社(宮城県仙台市)
代表取締役社長 山田 理恵 Rie YAMADA

公益財団法人東北活性化研究センター『"キラリ"東北・新潟のオンリーワン企業』Collaboration連載企画 (Vol.03)
 宮城県仙台市に本社を構える東北電子産業株式会社(従業員数50名、資本金6,000万円)は、酸化する物質のわずかな光を捉える微弱発光検出装置で、世界トップシェアを誇る研究開発型企業である。強みは世界最高水準の50光子(フォトン)から検出可能という感度の高さで、ホタルの光の1万分の1くらいのレベルという。発光現象からは、物質が酸化し劣化するスピードやメカニズムがわかる。顧客の大半は大学や企業の研究機関で、食品や医療分野から、プラスチック素材、塗料、化粧品といった多様な分野で使用され、物質の酸化劣化に関する研究、品質管理、製品開発に大きく貢献している。経済産業省「元気なモノ作り中小企業300社」(2006年)、第1回みやぎ優れMONO選定(2009年)、第4回ものづくり日本大賞 東北経済産業局長賞(2012年)、プラスチック成形加工学会「第1回技術進歩賞」(2014年)ほか、各種の技術賞等を受賞。そんなオンリーワン企業である東北電子産業がオンリーワンたる所以を探るべく、代表取締役社長の山田理恵さんに話を聞いた。


オンリーワン企業になるまでの軌跡

― はじめに、貴社がオンリーワン企業と言われる所以を教えてください。


◆ 優れた技術を礎に新たな分野を切り拓く研究開発型企業

世界トップシェアを誇る微弱発光検出装置

 当社がオンリーワンと言われるメインの製品が、自社ブランド製品として製造・販売する微弱発光検出装置(ケミルミネッセンスアナライザー)です。物質の劣化に伴い生じるフォトン(光子)50個程度の非常に弱い発光を検出できる世界最高感度の装置で、物質の極初期の酸化劣化度を高感度に検出でき、様々な分野で新製品開発、品質管理等に広く活用されています。

 当社の事業構成としては、様々な計測・分析機器を仕入れて大学などの研究者向けに販売する商社営業部門(本社)と、ものづくりをする部門(利府事業所)の二つに分かれます。ものづくり部門は、設計、製造、検査、生産管理、品質管理と、ものづくりの基本となる人材が一通り揃っているコンパクトな工場で、特に設計者が多く在籍しているため、お客様のニーズに合わせた設計ができ、一品物や試作品を提供できることが特長です。

レーザー技術を応用した新製品「ルミリーフ」。

 ものづくり部門にも幾つかの柱があり、大手企業からの依頼で他社ブランド製品を月に何十台か製造している部隊と、自社ブランド製品を開発している部隊がいます。自社ブランド製品には先述の微弱発光検出装置のほか、新素材の振動子を使用した粘弾性変化測定装置「スマート・レオメーター」や、植物に書かれた文字が光る花ギフト「ルミリーフ」等の新事業などがあります。

 当社は設計者がお客様の会社に赴き、設計開発から試作まで行います。大手企業も大量生産品は海外に行きがちですが、日本国内で設計から試作までできる当社のようなメーカーを貴重に思っていただくことが多いようです。さらに自社ブランド製品の場合、「何をつくるか?」から自分たちで考えます。マーケティングから企画、開発、生産、営業・販売、納品後のアフターメンテナンスまで、一連の流れを全てできることが当社の強みです。

 「ものをつくって売る」ことの原点から自分たちで考えることは、大変ですが、おもしろいです。大きな工場で歯車の一部の仕事に携わるのではなく、入口から出口まで全体を考えるため、成長でき、どこに出しても通用する人材になれます。普通は工場にいると、お客様と触れ合う機会はあまりありませんが、当社の場合、エンドユーザーの声を直接聞くことができます。さらに中小企業だからこそ、若手であっても自らの想いを実現しやすい環境があります。小粒ですが、単なる一歯車ではなく、色々な人と出会って色々な経験ができ、自ら動かそうと思えば動かせる。それが中小企業ならではのよさだと思います。


◆ あらゆる物質の劣化度を測定する世界シェア1位の自社ブランド製品

 当社の技術のベースであるアナログ回路、デジタル回路、ソフトウェア設計、機構設計、光検出技術などを応用した主力の自社ブランド製品が、冒頭にお話した微弱発光検出装置です。当装置に注目いただくことが多いのは、競合他社のいないニッチな製品だからです。今から35年ほど前に、前社長の佐伯昭雄会長が、東北大学電気通信研究所の稲場文男教授(当時)と共同で開発しました。今で言う産学連携の走りです。

 はじめは、とにかく微弱な光を測定する装置をつくろうと、応用目的より先に装置ができあがりました。次に、何がどれくらい光るかを調べてみようと、東北大学農学部の金田尚志教授や宮澤陽夫助手(当時)が色々なものを測定してくださり、最初に測定した結果が「古くなったインスタントラーメンが光ったよ」。インスタントラーメンの表面の油は古くなると酸化し、その酸化物が壊れる時、フォトンレベルの非常に弱い光を放出します。蛍の光の1万分の1の明るさで、そのわずかな光から物質が酸化し劣化するスピードやメカニズムがわかるのです。


◆ 食品、人間の血液、プラスチック、医療品など、幅広い分野で応用

微弱発光ケミルミネッセンスの測定。

 こうして、はじめは食用油の劣化評価装置からスタートしました。その後、油が光るなら体の中の油も光るだろうと、医学部の先生が人間の血液を測定して病気との相関を調べたり、プラスチックやゴムなどの高分子を専門とする先生方が劣化度を調べたりして、生化学や高分子、薬や化粧品類などへ応用範囲がどんどん広がりました。これまで大手メーカーや大学・公設試験研究機関などに450台以上の納入実績があります。

 最近はほとんどがプラスチック関係です。特に多いのが自動車業界です。自動車の部品は、バンパーからケーブル、エンジンカバーやタイヤ、塗料に至るまで耐熱性・耐久性に優れたプラスチック製に代わっていますから、如何に劣化させず耐久性を向上させるかという研究開発目的で当装置が使用されています。次に多いのが医療業界で、例えばコンタクトレンズやカテーテル、注射筒なども皆プラスチック製ですから、割れたり折れたり変色したりしないよう、品質管理の研究目的で使用されています。


◆ オンリーワン技術が国内標準化(JIS化)認定へ

 さらに、当社の微弱発光検出装置を用いてプラスチックの極微量の酸化劣化を光学的に検出・判別する試験方法は、経済産業省の「新市場創造型標準化制度」を活用して標準化を行うことが平成28年3月に決定し、現在、国内標準化(JIS化)に向けて動いています。

― JIS化されるとどうなるのですか?

 経済産業省のプレスリリースには「今後、中堅・中小企業等の優れた技術や製品の標準化を進め、新たな市場の創出につながることが期待されています」とあります。簡単に言うと、JIS化するとは、国から標準的な方法として認められるということです。通常は競合メーカーが複数社いるので、標準化するためには業界団体でのコンセンサスの形成が必要ですが、当社のように競合他社がいない場合、それができないという問題がありました。それが今回の新しい制度の導入により、中小企業が開発した"尖った"(優れた)技術で1社しかいない装置や方法にもJIS化が可能になることが素晴らしい点です。

 当社の場合、JIS化によって大手企業からも一目置かれますし、劣化評価に当装置の活用が進みますから、販売につながる可能性があります。当社のみならず尖った技術を持つオンリーワンの中小企業は国内に数多くありますから、この新しい制度を活用したJIS化の効果は大きいでしょう。

― オンリーワン技術の標準化という、一見すると相反する強みを組み合わせることができることに驚きました。独占的に市場を拡げる強力な一手になりそうですね。そもそもなぜ貴社はオンリーワンであり続けるのでしょうか?


◆ 装置活用方法をきめ細やかに積極提案

 なぜオンリーワンかというと、他社に真似できないノウハウがあることでしょうか。カタログをポンと置くだけで売れる装置ではないのです。

 ひとつ目は装置自体のノウハウ。特許にできないものづくりの35年分のノウハウが詰まっています。ふたつ目は測定のノウハウ。もちろん、これまで当装置を使用した論文が400、500本出ていますから、それを参考にすることは可能ですが、よく相談にいらっしゃるのは、「一種類の材料ではなく、複数の材料が混じる特殊な材料をどのように測定すればよいですか」というような方です。当社では、複雑なサンプルでも測定条件を提案することができます。それに、一台800~2,000万円程する装置ですから、お客様は試し測定を行ってデータを確認してから購入される場合があります。その分、販売まで手間も時間もかかりますが、それができるのが中小企業のよさだと思います。

 社内でも「お客様のニーズに合わせて、こんなものをつくってみよう」「先生がこういうことをやっているから、こんなものをつくってみよう」「測定してこんな結果が出たから、学会や展示会で発表しよう」などの提案がでます。もともと当社は新しいものを開発して販売し、アフターフォローまでできることが強みで、それを当装置で実践しているのです。それを積み重ねてのオンリーワンだと思います。最近、少しずつ認知度が高まっていき、「微弱発光なら東北電子産業さんですよね」と言ってもらえるようになってきました。


◆ 微弱発光がライフワークに

― 山田さんご自身と微弱発光とのこれまでの関わりについては?

 私の卒業論文のテーマが微弱発光でした。東北大学農学部に入学した頃にはすでに当装置の1号機が農学部に入っており、金田先生や宮澤先生が実験をされていました。自然な流れで微弱発光を使った研究テーマが決まり(笑)、卒業論文ではネズミにどんな餌を与えれば老化防止に効くかを研究しました。以来、30年以上ずっと微弱発光の研究をしていて、微弱発光が私のライフワークになっています。

 学部卒業後は、東京にある日本分光株式会社に就職しました。生化学の実験とは無関係の全くやったことがない分析機器のソフトウェア開発を経験させていただき、その後の人生に大きなプラスになりました。その後、科学技術振興機構(JST)の創造科学技術推進事業(ERATO)で、当装置の共同開発者である稲場教授が総括責任者の「稲場生物フォトンプロジェクト」(1986年10月~1991年9月)が立ち上がったため、仙台に戻り、研究員として4年間、微弱発光の研究をさせていただきました。そこで植物種子の劣化評価や微量成分の分析技術の開発等を深く勉強できたことが、博士号の取得につながりました。

 1991年、当社に入社しました。私はどちらかと言えば、装置を使う側として、ものづくり企業と研究者の間に入るような立ち位置でユーザーサイドの声を現場に伝えながら、国のプロジェクトや共同研究、装置開発等を行ってきました

社長が二十歳だった頃

◆ 如何に困難を乗り越える力をつけられるか

― 次に、山田さんが二十歳だった頃について、教えてください。

 二十歳の頃は色々な苦労をして、困難を克服する力をつけなければいけない時期だと思います。どんな職業でも、あるいは家庭のことでも、乗り越えなければならない困難は社会に出てから次々とありますから。私も二十歳の頃にもっとそんな力を身につけておけばよかったと思います。


◆ 社長就任直後にリーマン・ショックと東日本大震災

― 山田さん自身、これまでどのような「困難」を乗り越えてきましたか?

東日本大震災で全壊判定を受けた本社。

 私が社長に就任したのは2008年7月で、まさに私が社長になる時を待っていたかのように、同年9月、リーマン・ショックが起きました。その翌年は本当に大変でした。売上も激減し、様々な見直しを迫られ、大変な時期を過ごしました。

 それをやっと乗り越えたかなという矢先、2011年3月、東日本大震災が発生しました。地震で仙台市にある本社の建屋は鉄筋が破断し、全壊判定を受けるほど深刻なダメージを負いました。幸い宮城県利府町にある工場は、建屋や設備に大きな被害はありませんでした。そこで本社の社員を利府の工場へ移し、震災発生2週間後には出勤できる社員を集めて、操業を再開しました。4月6日には本社の機能移転を済ませました。

現在の本社外観。

 震災の時は日本全国が混乱の中にあったと思います。ただ、当社には東京支店があり、そこが情報発信を一手に担ってお客様との連絡を密にできたので、拠点が分散している大切さを感じました。また、新幹線の運転再開前、高速バスで上京して取引先をまわりました。そこで多くのお見舞いや励ましをいただき、日ごろからの信頼関係の大切さ、人の温かさを実感しました。


◆ 創業の精神の大切さを改めて痛感

― なぜ危機の中で改めて研究開発の大切さを感じたのでしょうか?

創業当時の本社。創業当時は家電製品などの製造・販売を行っていた

 当社は創業者である佐伯会長が「開発無くして成長なし」をモットーに、「優れた技術を売る誇り高き商人」を創業の精神に企業展開しています。当社の名前を「東北電子産業」とした理由は、佐伯会長の頭の中に「松下電器産業」の「産業」の字があったからだそうです。技術者は「これは素晴らしい技術だ」と独りよがりになりがちですが、売れる商品にならなければ仕方がありません。技術的に優れたものをつくり、新しい市場を切り拓くことを考え「産業」の2文字を社名に入れたのだと。だからこそ先程お話したように、言われたものだけ、部品だけをつくる下請け型企業ではなく、入口のマーケティングから出口のフォローアップまで、最初から最後までをやる提案型企業であることが、当社の特長なのです。

 リーマン・ショックの時も東日本大震災の時も、数種類の柱を持っていることの重要性を痛感しました。大手企業からのOEMの仕事や商社機能だけでなく、新しい技術で自社ブランド製品を開発することが大変重要です。創業50周年を来年に控える今、改めて創業の精神の大切さを感じています。


◆ 自社ブランド製品のグローバル化へ

― 今後の展望について教えてください。

国際学会で口頭発表する山田さん。

 今後は、国内のみならず海外にも製品を展開したいと考えています。これまでも全世界で50台程納めましたが、さらに広がる手応えを感じています。中国でも動き始めていますし、ヨーロッパからも国際学会発表をきっかけにサンプル測定依頼が来ています。日本の酸化劣化の研究は進んでおり、日本企業の品質管理のレベルは非常に高いと、国際学会などを通じて感じています。その研究開発に使用されている装置ということで、もっと海外に展開できると、戦略を練っているところです。


我が社の環境自慢

― 続いて、貴社の環境自慢を教えてください。


◆ マーケティングからアフターメンテナンスまで全てを経験できる

 これまでもお話してきた通り、当社では、入口のマーケティングから出口のユーザーさんとお話をするところまで、ものづくりのすべてを経験できることが自慢です。言うならば様々な職種をひとつの会社ですべて経験できるようなところが、大手企業にはない魅力かもしれませんし、仕事のやりがいやおもしろみもそこにあると思います。


◆ 真面目で誠実な気質が強み

 うちの社員は皆、真面目で誠実な人が多く、いい人が多いのです。社内もそんな雰囲気ですね。真面目で誠実な東北人によるものづくりは強みだと思います。


◆ 女性社員が増えている

 最近、女性の社員が増えています。製造業なので、もともと男性の職場というイメージが強いと思いますが、従業員50人のうち女性は本社に5人、利府事業所に8人、合計13人います。皆さん、しっかりと真面目に仕事をしてくださる方が多いですね。設計や測定業務はコンピューターを使った仕事で綺麗な職場なので、女性でもできるのがよいと思います。

育児と仕事の両立は、私自身も経験しましたが、大変だと思います。その時期は、まわりからのサポートが必要ですよね。それは男性も例外ではなく、親の介護や家族の体調不良といった家庭の事情で仕事をペースダウンしなければいけない時期は誰にでもあることです。そんな時、少しでも社内で支えられる環境にできればと思います。

それが組織のよさでもあります。もし倒れた時、一人なら代わりがいませんが、サポートし合えます。もちろん、休んでも、会社や周囲が待ってくれる人間であるように、日頃から一生懸命仕事をし、相応の力をつけておくことが必要です。


若者へのメッセージ

◆ 0から1を生み出すものづくりはおもしろい

― 最後に、今までのお話を踏まえ、若者へのメッセージをお願いします。

 0から1を生み出すものづくりはおもしろいです。私自身も新製品を開発する過程はわくわくし、それが世の中に出て喜ばれるとやりがいを感じます。若い世代には新しいものをつくる楽しさを体感してもらいたいですね。

 就職する会社を選ぶ時、親に言われたからではなく、自分で決断して選ぶべきだと思います。そして自分で選んだからには「石の上にも3年」。自分の置かれた環境で自分自身を磨くことが社会人として生きていく上で必要です。どこへ行っても多少の困難は付きものですから、困難を乗り越えられる力を身につけてください。

― 山田さん、ありがとうございました。


社員に聞く、我が社の環境自慢

◆ 色々なことができる理解ある会社
/高橋真理子さん(仙台市出身)

 中堅社員です...。勤続年数は秘密にしておいてください(笑)。もともとは利府町にある工場で、主にレーザ装置の電子回路やソフトウェアの設計を担当していましたが、昨年から本社で測定業務を担当しています。装置の作り手側から使い手側へと回り、工学から化学へと仕事の内容が全然違うのですが、社長から助言を頂きながら日々、測定業務にあたっています。

 小さな会社ですが、設計開発やものづくりをする部署があり、商社もあり、研究する場もあり、色々なことができるのが特長だと思います。そのため、例えば自分が実験をしてわからない点があればすぐ技術部門に問い合わせができたり、製造部門にこんなものをつくって欲しいとお願いできたりと、部署間の距離がとても近いので、色々と対応してもらえることが一番大きいと思います。

 当社に入社した理由は、制御系のソフトや回路を作りたかったから。そして将来的に仕事を続けていくことを見据えて地元で親に子どもを預けながら仕事ができるよう、転勤のない、宮城県の企業に入りたかったから。仕事をしながらの子育てはなかなか大変ですが、社長が理解のある方なので、両立できていると思います。部署は変わりましたが今の仕事もやりがいがありまして、新しい材料の実験方法を検討したり学会発表にチャレンジしたり、色々と自由にやらせてもらい充実しています。

 ここ本社の測定室は、お客様に実際に来ていただいて当社の装置で測定してもらい、装置のよさを知ってもらう場です。他にはない分析方法を求めて各地の研究開発者や技術者が訪れてくださいます。そのお客様が当社の装置を信頼して買ってくださるような測定データを提示できるよう、今後も努力していきたいです。


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