東北圏のオンリーワン企業のニーズと産総研の技術シーズをマッチング/仙台市でフェスタ開催
2017年3月21日公開
【写真1】仙台市の会場で開催された「オンリーワン企業 - 次世代産業技術マッチングフェスタ」のようす
産業技術総合研究所東北センター(産総研)と東北活性化研究センター(活性研)は1月13日、「オンリーワン企業 - 次世代産業技術マッチングフェスタ」をTKPガーデンシティ仙台(仙台市)で開催した。産学官金から約300名の関係者が参加し、会場を埋め尽くした。
同フェスタは、産総研の有する次世代産業技術シーズ群と、活性研が発信する東北圏の「オンリーワン企業」等が有するニーズのマッチングを図ることで、次世代事業の開拓や差し迫った課題解決につなげることを狙い、初めて共同開催されたもの。
【写真2】同フェスタの趣旨説明や産総研の概要を紹介する中鉢理事長
フェスタでは、はじめに産総研の中鉢良治理事長と活性研の海輪誠会長が同フェスタの趣旨説明とそれぞれの組織の概要について紹介した。次に、産総研が「技術を社会に橋渡し」する役割を果たすために中小企業や地域と連携した事例を瀬戸政宏理事が紹介した後、活性研の渡辺泰宏理事が東北が直面する課題と解決に向けた活性研の取り組みについて紹介した。
【写真3】ポスターセッションで熱心に意見交換をする参加者たち
続いて、産総研や東北6県公設試等の技術シーズが、エネルギー・環境、情報・人間工学、エレクトロニクス・製造、材料・化学、生命工学、計量標準の領域ごとに口頭で紹介された。その後行われたポスターセッションや懇親会では、参加者たちが熱心に情報交換をしていた。
また、産総研理事長の中鉢さんと活性研会長の海輪さんによる対談も実施され、東北地域の持つポテンシャルや課題、未来社会のあり方などについて、ざっくばらんに意見を交換し合った。(対談の詳細は、こちらの記事をご覧ください)